『e-村民』の皆様
 「心豊かで元気あふれる村づくり」

昨年十月の任期満了に伴う村長選挙において無投票による当選という事で三期目の村政運営を託されました。私は一期目から村民本位の政策を基本として進めて参りましたが、三期目においてもその姿勢は全く変わることなく誠心誠意頑張る所存でございますのでどうぞよろしくお願いいたします。

昨年十一月のふくしま駅伝大会では「村の部十回目の優勝」総合十三位という素晴らしい記録が達成されました。選手はもちろんの事、関係者、村民全体の応援が一つになって優勝という結果につながりました。最後まで諦めない精神で勇気と感動を与えていただき本当にありがとうございました。

さて、今の日本は急速に進んでいる少子高齢化で人口減少の問題が将来の日本のあり方に大きな影響を与える大変厳しい情勢であります。本村においても、地域のコミュニティーが成り立たなくなってきている現状であります。そのため泉崎村地域創生・人口減少対策委員会を組織して人口増対策について委員から意見をいただき検討して参りました。そのなかで人口減少に歯止めをかけるのは若い世代が村内に定住することが最重要課題であるとのことから雇用対策、住宅対策、経済支援対策、教育対策、医療対策などについて積極的に取り組んで参ります。

更には高齢者の社会福祉対策の向上を進める中で、村内の方が優先して入所できます地域密着型特別養護老人ホーム「さつきの郷」が開所されました。政府では一億総活躍社会、人生百年時代構想を発表し、少子高齢化対策を進めると言っておりますので村としても今までの事業を更に充実させながらその対策とタイアップして参ります。今年は陸上競技場に仮置きしている除染廃棄物の搬出を六月末までに完了することを環境省から伝えられておりますので今後は陸上競技場としての復旧再生を行なって参ります。

さて、今年の干支は戌年ですが犬はみんなに親しまれ、お産が軽いといわれ妊婦さんは「戌の日」に腹帯をまくと言われております。犬は社会性があり忠実な動物であるそうです。東京渋谷駅前の「忠犬ハチ公」が有名であります。留守番や毎日の散歩など私たち人間とは生活の中でいつも一緒に暮らしている動物と言えるのではないかと思います。「犬も歩けば棒に当たる」という諺がありますが、良い意味に解釈して今年一年あらゆることに頑張っていただきたいと思います。

今年は平成三十年という区切りのよい年であります。私たちも気持ちを新たに職員と一丸となって明るく住みよい「心豊かで元気あふれる村づくり」を目指して参ります。村民の皆様の益々のご繁栄とご健勝を心からご祈念申し上げまして年頭のあいさつといたします。

   平成30年

泉崎村長 久保木 正大